NIKONI

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シェイクスピア物語 初日 昼の部を観て。(ネタバレ)

晴れ のち 曇り 最高19度 最低9度

シェイクスピア物語
~真実の愛~
KAAT神奈川芸術劇場



久しぶりの上川さんの本格的なお芝居。
幸村の心に翻弄された私の心は、
ウィルの切ない愛に翻弄された。
そして、王子様な上川さんにグギ付!

初日を見て来ました。
終演後、パンフレット売り場には長蛇の列。
もちろん、私もそこに加わった。
夜の公演があるので、終わってからでも買えるとふんでいたので。

ホールに入ると、すでに大勢の人がいて、その合間に黒いマントを頭から被った人達が、
この舞台のチラシを配っていた。
この舞台は、劇中劇も含んでいる。それを彷彿とさせる演出の様だ。

黒いマントと赤いマント
交差しながら踊る中を、
「書けない、書けない!」
シェイクスピアの登場だ。
シェイクスピア、つまり上川さんは、栗色のウェーブのかかったセミロングくらいの髪を後ろに1つに結わいて、
上手の執筆机で、苦悩する。
ローズ座オーナーの秋野さんがいい味を出している。
上川さんの絡みで笑いが溢れる。
上川さんは、観客の呼吸を掴んでいる。
なので、やすやすと笑わされてしまう。
そして、やすやすと心を揺さぶる。
ヴァイオラを見て恋に落ちた瞬間の空気の変化、
真剣に惹かれあった2人の心が、
ロミオとジュリエットの劇中劇として描かれていく。

ヴァイオラが伯爵家の嫁として女王の審判に出るときに、
変装をして同行したウィルに注目。
声だけでなく、動きすらも滑稽。
こんな上川さんもいるんだな。

ロミオとジュリエットの芝居は女王に認められ、全てがうまく収まる。

ウィルとヴァイオラの愛は、現実には成就しないけれど、
ウィルは2人の恋を描かき続け、
ヴァイオラはそのヒロインの物語を自分の事として生きていく、
ある意味ハッピーエンドの舞台だった。

劇中劇、何と上川さんのロミオも観られるよ。
その時の声がまた、ロミオなんだよね。

暗転後の舞台を去る時に、上川さんは必ず女性の背中を押して、優しくエスコートしていく。
もちろん暗闇。
でも、ウィルの衣装は白いシャツ。
視えますよ。凝らしてみてね。

上川さんは暗転のギリギリまで、いや、暗転してからも、舞台にいる間はずっとその人でいる。
だから、自分もその心に寄り添ってしまう。

アンコールは2回?
上手、下手、中央と何度もお辞儀をして、
鳴り止まない拍手に上手キャストさんが中々舞台から下がらないので、
苦笑いをしながらも手を挙げて退場を促すが、
とうとう業を煮やして「退場!」(多分)と叫ぶ上川さんでした。

今回も、トントンと胸を叩いてからのお辞儀をいただきました。

幸村からもらった時代に流される切なさとドキドキさせられた生き様への感動、
恩地さんのどうにも抗えない運命と曲げない信念からもらった感動、
それとは違った、真実の愛へのキュンキュンする感動を、
今回の舞台からはもらいました。

上川さんは、2度、客席を舞台に変えます。
最前列と11列の方は、目の前をウィルが通ってくれますよ。

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