NIKONI

好きなこと、気になることをつらつらと…

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初めて人間の言葉を聴きました。

晴れ のち 曇り 最高37度 最低27度

沈まぬ太陽
第13話
~恩地の温かな涙~

「会長の国見です。」
何処となく明るい声が、受話器の向こうで名乗っている。
辛い仕事を与え続けられて、今、自分は大阪にいる。
そんな自分に、就任して間も無い国見会長は話があるという。
今度は何をいい渡されるのか?
既に心構えは出来ている。
これ以上、何を言われても動じることは無いだろう。

東京に着いた。
樹々の緑が眩しい静かな庭園で、既に国見会長は待っていた。
「初めまして、恩地元です。」
ご足労かけました。穏やかな声が続ける話は、遠い日に封印をしてしまった思いだった。
「再建策について話し合いたい。」
自ずと居住まいを正している自分を感じつつも、辞退を申し入れるより他に思いつかない自分もいた。
「私の身近で力を貸して頂きたい。」
それでも、永きに渡り冷遇され続けてきたのだ。
自分を卑下する事が身についているかの様な言葉を選んでいる。
「お役に立てるとは思えません。」
そんな返答を見透かした様に国見会長から手書きのメモを渡される。
「会長室を作ろうと思っている。」
手渡された真っ白な紙には力強く
「会長室部長 恩地元」の文字。
国見会長の裏の無い、国民航空の再建にかける強い思いが、頑なに閉ざされた恩地の心に届いた。
流し尽くし涸れ果てた心の涙の川に、温かな涙が湧出して来るのを感じる。
思いがけない状況に目頭が熱くなるのをこらえる事を出来る筈もなかった。
「初めて、人間の言葉を聴きました。」
目を閉じ、少しうつむく恩地。
が、その顔には強い決意が浮かんでいる。
心には熱い涙が溢れている。
そのまま流れる静かな時間を、国見会長が優しく見守っていた。


恩地さんの辛い年月が報われた。
13話を観よう。
この瞬間の恩地さんを観よう。
放送はあと2回。
WOWOWに入ろう。クライマックスはこれからですよ。

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